フランスやイギリスでの「親子留学」に興味はあるけれど…
「費用はいくらかかる?」
「小学生でも大丈夫?」
「親はどう過ごすの?」
など、不安や疑問を持つ人も多いはず。
この記事では、1〜2週間の短期プランを中心に、親子留学の始め方・費用感・年齢の目安・学校の選び方までをまとめて解説します。 フランス語・英語どちらを学びたい方にも対応。
親は語学クラス、子どもはサマースクールで学ぶスタイルなら、親も子も自分時間を楽しみながら、語学+異文化体験ができます。

ステップでわかる!親子留学のはじめ方(短期1〜2週間プラン対応)
STEP 1|行き先と時期を決める
- イギリス:ロンドン/ケンブリッジ/オックスフォードなど
→ サマーシーズン(6~9月)は子ども向けサマースクールが充実。親子で別々のカリキュラムが組みやすい - フランス:パリ/モンペリエ/ニース/トゥールーズ など
→ 南仏は徒歩圏で移動できる都市も多く、親の自由時間を作りやすいのが魅力
STEP 2|「認証校」で学校を絞る
| 国 | 語学学校の選び方 |
| イギリス | ・British Council 認定/English UK 加盟校を最低基準に ・未成年の安全管理(Safeguarding)は認定校の必須項目です。ホストファミリーやスタッフも研修対象で、親目線の安心材料に |
| フランス | ・Qualité FLE(フランス政府公認の教育品質ラベル)が目印 ・授業内容とプログラム・教師・受入体制とサポート・施設環境・運営等の5分野での評価で、一定レベルの品質が認められた語学学校に与えられる認証です |
STEP 3|親子それぞれのスケジュールを確認
親の午前クラス+子のジュニアクラス(別教室)なら、午後は親子で観光または子どもだけ課外活動・親は自由時間の設計がしやすいです。
ロンドン中心部の親コースは午前だけで週15時間など半日制が多く、午後の観光と両立しやすいのが魅力。
STEP 4|必要書類と旅程を準備する
イギリス
- パスポート:有効期限をチェック
- ETA(電子渡航認証):オンラインで申請、2年間有効(パスポートを更新した際は再申請が必要)
- 親子関係がわかる英訳書類(英訳の出生証明書など):入国審査で提示を求められる可能性あり。姓が異なる場合などは特に携行推奨
- 一方の親のみ同行する場合、同意書(英語):入国審査で同行しない親の同意書の提示を求められる可能性あり。連絡先と旅程も同意書内に記載
- 必要に応じて:英文の医療同意書、海外旅行保険加入証明も携行推奨
フランス
- パスポート:有効期限をチェック、シェンゲン域を出る予定日の3ヶ月以降有効であること(フランス出国予定日でないことに注意)
- EES(出入域システム):2025年10月以降の初回入域で生体登録(事前申請は不要)
- ETIAS(欧州渡航情報認証制度):現時点では不要、2026年末開始予定
- 滞在全期間の宿泊証明:ホテル予約詳細など
- 親子関係がわかる仏訳もしくは英訳書類(出生証明書など):入国審査で提示を求められる可能性あり
- 一方の親のみ同行する場合、同意書(フランス語もしくは英語):入国審査で同行しない親の同意書の提示を求められる可能性あり
- 必要に応じて:往復航空券/旅程、滞在費証明、医療保険証明も携行推奨(短期滞在の入国審査で提示を求められる可能性あり)
親子2名でいくらかかる?|1〜2週間の費用感
イギリス・ロンドン(Frances King School of English)親子2名/1週間の目安
- 授業料:
親(一般英語・午前のみ/週20レッスン)約£447/週、子ども(Family Junior・午前のみ/週20レッスン)約£507/週 が目安です。 - 宿泊(ホームステイ・朝食付き):
ロンドン中心部周辺のスタンダード〜プレミアムクラスのホストファミリーで、£189〜220/人・週(朝食付き)が相場です。夏期(6〜8月)は+£31/人・週程度のサマーサーチャージがかかります。アパート滞在等を選ぶことも可能です。 - その他:
家族登録料(£125/家族)、教材費、ロンドン市内の交通IC、週末観光費、空港送迎などが別途必要になります。
イギリス・ロンドン(St Giles International)親子2名/1週間の目安
- 授業料:
親・子ともに1人あたり£744前後/週の「ファミリーコース」パッケージが目安です。週20レッスンの授業に加え、平日の軽いランチと午後のアクティビティが含まれます。 - 宿泊(ホームステイ・朝食付き):
パッケージには朝食付きツインルームのホームステイが含まれ、夕食も付けたハーフボードにする場合は+£50/人・週の追加となります。ホテルやアパート滞在を選ぶことも可能です。 - その他:
登録料(£85)、宿泊手配料(£50/家族)、ロンドン市内の交通IC、週末の遠足・観光費、追加アクティビティ代などが別途かかります。
フランス・アンティーブ(Centre International d’Antibes)親子2名/1週間の目安
- 授業料:
親はスタンダードコース(フランス語/週20レッスン)が約€359/週(1週間申込の場合)。子どもはスタンダードコース(ランチ込、6~17歳対象)が約€499/週、授業とランチとアクティビティを含む「Day Program」は8~17歳対象で約€700~800/週が目安です。 - 宿泊(レジデンス・アパートメント/自炊):
家族向けスタジオ(ダブルスタジオ)に親子2名で同室滞在する場合、ミドルシーズン€525/週、ハイシーズン(6月上旬~下旬、8~9月)約€665/週、夏のベリーハイシーズン(6月下旬~7月)約€1,260/週が目安です(1スタジオあたりの料金)。 - その他:
登録料や宿泊手配料、ニース空港からの送迎、コートダジュール圏でのバス・電車代、週末の観光ツアー代などが別途必要になります。
フランス・パリ(ACCORD Paris)親子2名/1週間の目安
*ACCORDは直近では大人向け2026年料金表と、ファミリープログラムの2022年料金表が公表されています。以下はそれらを元にした「目安」です。
- 授業料:
親は「Intensive course A」(26レッスン/週20時間、午前メインの一般フランス語)が約€410/週(1〜4週間の料金)。子どもは「French summer school for kids(6〜11歳・12〜17歳)」で、20レッスン/週15時間が提供されています。
料金は個別問い合わせで公開されていませんが、2022年には同じ週15時間のレッスンが€350/週で提供されていたようです。 - 宿泊(ホストファミリー・朝夕食付き):
ACCORD本校の2026年料金では、ホストファミリーのシングルルーム朝夕食付き(ハーフボード)で€500/人・週が目安です。親子でそれぞれ1人部屋を利用する前提なら、親子2名で約€1,000/週程度と考えるとイメージしやすいです(実際には「同じ家庭」などの希望を出す形になります)。 - その他:
コース登録料(€60)、宿泊手配料(€100)、教材費、パリ市内の交通費、観光費、空港送迎などが別途必要です。ACCORD公式サイトでは「French courses for the Family」も紹介されており、最新の夏期日程・正確な料金は学校へ直接問い合わせが必要です。
2週間の「ざっくり総額」は、授業+宿泊でイギリス約£3,000前後〜/フランス約€2,500前後〜(親子合算・航空券別)が一つの目安になりそうです。
*いずれも2025年11月時点の公表料金をもとにした目安です。実際にお申込みの際は必ず学校の最新パンフレット・料金をご確認ください。
どの年齢から始められる?|受け入れ目安と実例
家族向けプログラムは6〜7歳以上から受け入れが始まるケースが多く、子どもはジュニアクラス・親は一般英仏語クラスなどの組み合わせが可能です。
例:英国のホームステイ個別指導「Parent & Child」は7歳以上で週15〜30時間から選択可。フランスではファミリー向けクラスや、6〜9歳の短時間モジュール制など多様です。
どんな学校を選べばいい?見るべき5つのポイント
- 認証と実績:UKのBritish Council認定・English UK加盟校か/仏のQualité FLEラベルか
- 年齢帯とクラス編成:自分の子どもの年齢で参加可能か(何歳から対象か)、親と子の時間割の相性(親は午前、子は終日など)。実例にParent & Child(7歳〜)のような明記があるか
- 安全管理(Safeguarding):送迎/昼食時の監督、医療対応、緊急時プロトコル、研修(Safeguarding training)の有無
- 宿泊:ホームステイの審査基準、子ども同伴の受入可否、食物アレルギー対応
- 返金ポリシー:病気・フライト遅延・ビザ不承認に対する返金/日程変更の条件
申込みのタイムライン目安
- 3〜6か月前:都市・学校を決め、枠が埋まる前に申込(サマーは特に早めに手配)。パスポート残存期間の確認や入国審査に必要な種類の準備も並行して進める
- 1〜2か月前:航空券・宿泊確定、保険加入、ETA(UK)の手続き
- 直前:到着初日の動線確認(学校→宿泊施設→主要駅)、SIM/eSIMや交通IC準備
フランスとイギリス、どちらを選ぶ?
フランスは、南仏を中心に「フランス語+アクティビティ」を組み合わせたジュニア・ファミリー向けサマーコースが選びやすいエリア。中規模の街が多く、徒歩とトラムで動けるコンパクトさは、小学生連れの親の自由時間とも相性◎。
イギリスは、英語圏の中でもとくにジュニア・サマーコースの選択肢が豊富。親は午前中だけ一般英語、午後は市内観光/ショッピング、子どもは終日のサマーコースという動線を組みやすく、「親は午前半日、子どもはジュニアプログラム」という構成が王道です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 小学1年生でも受け入れてもらえますか?
A1. 子どもの受け入れ年齢は学校ごとに異なりますが、多くのジュニアコースは中学生・高校生向け(11〜12歳以上)を主な対象としています。一方で、サマーキャンプや親子プログラムがある学校の中には、6〜7歳以上から参加できるコースを設けているところもあります。
小学1年生前後で参加を検討する場合は、
- 対象年齢(最低年齢)
- 親子同室のファミリーコースか、子どもだけ預けるジュニアコースか
- 1日のレッスン時間やアクティビティの内容
などを含めて、希望の学校にジュニアコースの受け入れ条件と料金を必ず確認するのがおすすめです。
Q2. フランス語が全く話せなくても大丈夫?
A2. 初心者向けプログラムが充実している学校が多く、親も子もゼロから始められます。
Q3. 子どもだけ預けて親は自由時間にしても大丈夫?
A3. 子どもを午後まで預かるプログラムの学校も多数あります。親は送迎のみ+子は終日ジュニアプログラムで構成可能です。
Q4. 保険は絶対必要?
A4. フランス・イギリスともに、観光や短期の語学留学で渡航する日本人に医療保険加入の「法的義務」はありません。ただし、医療費や救急搬送費は高額になりやすく、親子での渡航ではケガや病気、他人への賠償リスクもあるため、実務上は「必須」と考えた方が安心です。
フランスなど一部の国では、長期滞在ビザや一部の学生ビザ申請では医療保険加入が条件になるケースもあります。
そのため、
- 海外での治療費・救援者費用(救急搬送・緊急帰国など)
- 個人賠償責任(他人へのけがや物損の補償)
をカバーする海外旅行保険に、親子ともに加入しておくことをおすすめします。
まとめ|親子留学は「準備×情報収集」で実現できる!
フランスやイギリスでの親子留学は、
「語学力が必要」
「特別なお金持ちだけが行ける」
と思われがちですが、実際にはポイントを押さえた準備と情報収集があれば、誰でも現実的に実現可能です。
年齢や時期に応じて最適な国・地域を選び、現地の治安やサポート体制もきちんと把握すれば、初めての海外でも安心して渡航できます。最近では短期プランや現地サポート付きのプログラムも増えており、小さな子どもと一緒でも無理なく挑戦できる選択肢が広がっています。
「旅」ではなく「暮らし」として海外を体験する——
そんなかけがえのない親子時間は、きっと人生の財産になります。
まずは気軽な気持ちで「わが家ならどんなスタイルが合いそうか?」を考えてみてくださいね。




