仏検5級の最短ルート|合格に必要な単語・リスニング対策・過去問の使い方を解説

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。記事の一部リンクから収益を得る場合がありますが、選定は編集方針に基づき読者の使いやすさを優先しています。

「仏検5級って、どんな試験?」
「忙しくても最短で合格できる方法を知りたい!」

そんな方に向けて、この記事では仏検5級の概要と必要最低限のやるべきことをまとめて解説します。

5級はフランス語を始めたばかりの方や、小学生の受験にもおすすめの入門級。
出題範囲が明確で、正しい順番で対策すれば短期間でも合格ライン(60点)に届くのが特長です。

忙しい中でも学習を継続できるよう、語彙・リスニング・過去問の3点に絞って「最短で合格点をとるルート」をご紹介します。

目次

仏検5級とは?|試験内容と合格基準

  • 実施団体:公益財団法人フランス語教育振興協会(APEF)
  • 構成:1次試験のみ(筆記30分+リスニング15分)
  • 満点:100点(筆記60点+リスニング40点)
  • 合格点:原則60点以上
  • 出題語彙:約560語
  • 標準学習時間:約50時間

ポイント:全部解ける必要はありません。「取りやすい設問」から正確に取ることが合格への近道です。

最短合格のための3つのポイント

次の3点を順番に回して、最短合格を目指しましょう!

単語|出題語彙560語を「音」で覚える

公式の『仏検公式基本語辞典 3・4・5級 新訂版』に、5級の全出題語彙(560語)が明記されています。
音声DL付きなので、視覚と聴覚を使ってインプット→口に出して復唱するのが効率的です。

朝のスキマ時間に音声を聞きながら1日20語 × 2周回すのがベスト!

リスニング|「設問先読み→2回再生」をルーティン化

配点40点のリスニングでは、聞く前に設問をざっと確認して、「何を聞くべきか」を意識するだけで正答率が大きく上がります。「先に設問を見る→2回再生でメモ→選択肢を絞る」という流れを本番でもできるように、練習のときから習慣化しましょう。

  • サンプル音源や公式ガイドブック付属音声で練習
  • 絵選択・応答選択問題が中心。名詞と動詞を聞き分けられればOK

過去問|制限時間内で本番演習→「類似問題」で復習

最新の『仏検公式ガイドブック(3・4・5級)』には直近の実施問題(春・秋)が収録されています。

  • 1回目は時間無制限、2回目から制限時間で本番シミュレーション
  • 間違えた問題は「語彙×設問タイプ」で原因を特定→再演習

4〜6週間の最短学習スケジュール(20〜30分×週5日)

1週目|語彙の土台づくり

音声つき辞典で語彙を一巡しましょう。
名詞・形容詞・動詞の頻出語だけを先に拾うのがポイント。見出し語→例文の順に声に出して復唱します。
『公式基本語辞典』は各見出し語と例文に音声が付いているので、目・耳・口で一緒に覚えましょう。

2〜3週目|音読+聞き取り練習

1日15分は語彙の音読、残り5〜10分は数字・あいさつ・定型表現の聞き取り練習を進めましょう。
CD/音声つきのやさしい単語帳(『CD・イラストで覚える フランス語基本500語』)を補助的に使うと、絵と音で記憶が定着します。

4週目|通し演習(30分+15分)

公式サンプルまたは公式ガイドブックの5級問題を、本番時間で解答してみましょう。
採点後には落とした設問を語彙リストで復習→同タイプの別問題で再挑戦の順で、類似問題で対策すると効果的です。

5〜6週目|弱点補強+通し演習

語彙が苦手なら品詞ごとに再整理、リスニングなら設問先読み→キーワードだけ拾う訓練を毎日実施。
週1回の通し演習を続け、正答率60%超で安定したら受験コンディション完成です。

セクション別「落とさない順」の優先度

数字・曜日・金額は先に取りきる

5級は数字の聞き取りや定型のやり取りが多く、短期間で点数に直結します。
語彙560語でも、まず数詞・曜日・月・基本動詞を優先。
筆記の短文理解も、このセットを押さえるだけで正解が増えます。

リスニングは「先読み→2回再生」の習慣化

サンプル音源やガイドブック音声で、先に設問の「聞くべき情報」にアタリを付ける→2回で聞き取るを徹底します。絵選択・応答選択タイプは名詞と動詞の聞き分けでほぼ解答できます。

文法は「出るところだけ」

5級は直説法現在+近接未来・近接過去+命令が中心です。
過去問で同型の穴埋めを見つけたら、例文ごと丸暗記で構いません。
合格に必要なのは網羅ではなく再現性です。

最短で効くおすすめ教材と使い方

公式語彙を押さえる|『仏検公式基本語辞典 3・4・5級 新訂版』

5級はこの辞典の560語が対象です。
音声DLが付属するので、1日20語×復唱×翌日シャドーイングを2周回して土台をつくりましょう。

本番慣れの演習に|『仏検公式ガイドブック(3・4・5級)』最新年度

直近の春・秋の実施問題+解説+音声が1冊にまとまっています。
初回は時間無制限→2回目から本番時間で取り組みましょう。
間違いは設問タイプごとに原因を特定し、辞典も使って苦手を克服。

音で覚える補助教材|『CD・イラストで覚える フランス語基本500語』

絵と音の組合せは小学生の受検や学び直しに強いです。
数字・色・身近な名詞を1ページ3分を目安に覚えていきましょう。

仕上げの無料リソース|公式サンプル過去問

APEFが過去問サンプルPDF/音源をウェブサイトで公開しています。
模試として30分+15分で実施し、設問先読み→2回再生を徹底すれば、本番の緊張を軽減できるでしょう。

リスニングが不安な方へ|オンライン個別で「2〜3回だけ」

5級には面接がありませんが、耳の慣れは配点40点分の効果がありスコアアップに直結します。

ここはオンライン個別レッスンを月2〜3回だけ入れて、数字・定型応答・短文描写の聞き取り→即答を訓練しましょう。
オンラインフランス語レッスンでは、「仏検5級リスニング強化希望」と伝えて受講を申し込めば、短期集中で数字・時間・金額などを鍛えられます。

アンサンブルアンフランセは、無料体験から予約、受講まですべてオンラインで完結。
まずは無料体験レッスンで試してみましょう。

オンラインレッスンで、リスニング40点中25点以上を安定して取れるようにしましょう。

よくある質問

Q1. 何割取れれば合格できますか?
A1. 100点中60点が合格基準。取りやすい設問の正答率を上げるのが最短です。

Q2. どれくらいの学習期間で合格できますか?
A2. ゼロからでも4〜6週間(週5×20〜30分)で合格到達圏です。既学習者なら2〜3週間で仕上がります。

Q3. 小学生でも受けられますか?
A3. 年齢制限はありません。数字・色・身の回りの語彙から入れば、小学生でも取りやすい級です。

まとめ|「出題範囲×音×本番慣れ」が最短の方程式

仏検5級は出題範囲が限られているからこそ、正しい順番で必要なことにだけ集中すれば、忙しい日々の中でも合格が狙える試験です。
語彙は公式の560語を「音」と一緒に覚えるところから始め、リスニングでは設問を先にざっと読んでから聞くという型を身につけるだけでも得点力がぐっと上がります。
そして本番形式で時間を測りながらの演習に慣れておくと、当日の安心感がまったく違ってきます。

まずは音声つき教材を手元に用意して、1日5〜10分からでいいので「聞く」「声に出す」習慣を始めてみましょう!

【関連記事】【最新版】小学生から挑戦できる!フランス語検定(仏検・DELF Prim)ガイド【2025年版】

【関連記事】【徹底解説】DELF Prim A1.1/A1/A2の違いと合格のコツ|合格基準・学習計画・対策法まとめ

【関連記事】忙しい親のフランス語学び直し|1日10分で続ける3つの始め方

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

子ども向けの英語・フランス語教育をテーマに情報を発信しています。
大学時代に自費でイギリスへ留学し、社会人を経てロンドンの大学で修士号を取得。フランスでの語学留学経験もあり、複数の国で語学を学び、異文化の中で暮らしてきました。
銀行員としてのキャリアを経た後も国際的な視野を広げ続け、現在はその経験をいかして子ども向けの語学教育やバイリンガル育児に関する情報を発信しています。また、2人の子どもの母として、家庭でのバイリンガル教育にも日々取り組んでいます。
海外経験と複数の国での学びや生活を通じた知見をもとに、親子で楽しみながら続けられる学習の工夫をわかりやすくお届けします。

目次