Z会小学生の英語はどこまで伸びる?紙/タブレットの違い・英検対策・費用まとめ

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「Z会の英語って、検定対策に強い?タブレットと紙の違いは?」
そんな疑問を持つ保護者の方は多いはずです。

Z会の小学生向け英語は、いわゆる「英検特化型」教材とは異なり、「聞く・話す・読む・書く」の4技能をバランスよく育てることに重きを置いています。
単語を丸暗記するのではなく、実際に使われる文脈の中で語彙や表現を身につけるカリキュラム設計で、英語を「使える力」へと導いていきます。

本記事では、Z会の小学生向け英語について、学年別の特徴、紙とタブレットの違い、英検®への対応、そして気になる費用まで、くわしく説明していきます。

目次

低学年(小1・小2)|追加料金なしのデジタル教材で「英語好き」の土台づくり

Z会の小1・小2の「小学生コース/小学生タブレットコース」には、標準教材として追加料金なしでデジタル英語教材が提供されます。
内容は月ごとのテーマに沿った音声中心のカリキュラムで、あいさつ・誘う表現・生活語彙などを「聞く→まねる→話してみる」の自然なサイクルを通じて、英語に親しむ姿勢を育てる構成。申し込み不要で保護者サイト「my Z」やタブレット内から、その月の「えいご」にすぐにアクセスできる手軽さも特徴です。

この時期は、あくまで「好きになる」ことが最優先。英語に対してポジティブな感情を育てながら、日常的に触れる習慣をつくることがZ会の狙いです。

中~高学年(小3~小6)|紙 or タブレットで本格スタート、英語単科受講も可能

小3以降は、紙の「小学生コース」または「小学生タブレットコース」から選ぶことになります。大きな特徴は以下の2点です。

① 英語だけの受講ができるのは「紙」

1つ目は受講の柔軟性。紙コースは1教科から受講可で、英語だけの単科受講も可能。
月額は学年ごとに設定されており、予算や家庭の学習スタイルに合わせて科目を絞ることができます。

一方、タブレットは5教科+未来探究学習のセット受講のみ。
英語だけを集中して取り組みたい場合や、他教科とのバランスを家庭で調整したい場合は、紙の方が柔軟です。

② オンライン英会話付き(5・6年)で「話す力」も育つ

2つ目はオンライン英会話レッスンの扱い。どちらのコースでも小5・小6の英語には月1回のオンライン英会話が標準で含まれています(会費内)。
家庭学習が中心でも、「実際に話す経験」を持たせられるのは大きな強みです。

学び方の考え方|「文脈で覚えて使う」英語

Z会の英語教材は、単語を単体で暗記するのではなく「文全体の中で語と構造をまとめて習得する」ことに重点を置いています。
例えば、「Can I〜?」というフレーズを実際の会話例とともに学ぶことで、理解→反復→活用のサイクルが自然に回り、コミュニケーションにつながる「使い方」が自然と身についていきます。

音声教材も充実しており、多彩なナレーターの声を通じて、リスニング力と英語耳の形成も意識されています。

英検®対策は?|通常コース+Asteriaで対応可能

Z会は、検定対策に特化した教材ではありませんが、以下の2ステップで英検®5級・4級合格を目指すことができます。

  1. 通常の英語コースで基礎づくり:4技能の基礎力をバランスよく磨き、語彙・表現を文脈で運用する力を強化
  2. 目的別講座「Asteria」で受検直前の仕上げ:5級から準1級まで対応した英検対策の専用コンテンツで弱点の可視化から復習まで実施、受検直前の対策に

費用感まとめ|「英語だけ」か「セット」かで変わる

費用は学年・コース・支払方法により変動します。以下は2025年度の一例です(6ヶ月一括の場合):

  • タブレットコース(小5):月額9,975円(5教科+未来探究学習+プログラミング学習+オンライン英会話月1回)
  • タブレットコース(小6):月額10,925円(同上)
  • 紙コース(小5・小6):英語単科で月額2,812円。5教科セット受講はセット割適用あり

「英語のみ」で始めたい場合は紙コースが向いており、総合的な学力をまとめて育てたい場合はタブレットの方が効率的です。

紙とタブレット、どちらを選ぶ?|運用スタイルで判断

  • 紙コース:添削重視で「書く→考える→直す」が得意。じっくりと書いて考える深さを積み上げたい家庭におすすめ。
  • タブレットコース:教科を横断してスムーズに学べ、英語も音声・動画・反復が1台で完結。日々の習慣化に強み。

どちらを選んでも、小5・小6は会費内でオンライン英会話(月1回)が付属しており、「話す」機会は共通して確保できます。

効果を出す実践法|家庭でできる3つの工夫

Z会英語を「使える力」に変えるために、以下の実践を家庭で取り入れてみてください。

  1. 毎月の英語表現を家族の会話に1フレーズ取り入れる
  2. オンライン英会話の前後に同じ表現を使って復習する
  3. 英語の提出課題に「自分の体験」を1行書き加える

この3点を繰り返すことで、「覚えた英語」を「使える英語」にスムーズに移行できます。

まとめ|「使える英語」を家庭で育てるZ会の実力

Z会の小学生向け英語は、「検定合格」よりも「文脈で学び、使えるようにする」ことを第一に設計されているため、4技能の底力が育ちます。紙は深く考える作問・添削と相性が良く、タブレットは日々の習慣化と教科を横断した学習に適しています。
紙・タブレットいずれも、小5・小6ではオンライン英会話が標準搭載されており、家庭でも実践的な会話力を磨くことができます。

大事なのは教材の派手さよりも、家庭で無理なく続けられるかどうか。
ここに着目して選べば、Z会の英語は着実にお子さまの「使える力」につながっていくでしょう。

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この記事を書いた人

子ども向けの英語・フランス語教育をテーマに情報を発信しています。
大学時代に自費でイギリスへ留学し、社会人を経てロンドンの大学で修士号を取得。フランスでの語学留学経験もあり、複数の国で語学を学び、異文化の中で暮らしてきました。
銀行員としてのキャリアを経た後も国際的な視野を広げ続け、現在はその経験をいかして子ども向けの語学教育やバイリンガル育児に関する情報を発信しています。また、2人の子どもの母として、家庭でのバイリンガル教育にも日々取り組んでいます。
海外経験と複数の国での学びや生活を通じた知見をもとに、親子で楽しみながら続けられる学習の工夫をわかりやすくお届けします。

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